Sunday, June 01, 2008

古い日記♪


引き出しを整理していたら、ここ数年の手帳や日記が出てきた。


といっても私は日記人間じゃないんだけど、たまに、周りの人に被害がないよう、どこかに自分の気持ちをぶつけることが必要な時があるので、そんな時、日記のお世話になったりする。それは、3ヶ月ぶりだったり、1年ぶりだったり。。。


この日記を買ったのも、シドニーに来た当初の数年前だけど、使っているのはまだ十数ページのみ。

喧嘩した日や、悲しいことがあった日、人生の大事な日など。読み返すと面白いけどハズカシイ。

手帳には、必ず持ち主のページがある。
そこにディテールを書き込んでいくのだが、そこには緊急連絡先の欄が大抵ある。
このオレンジ色の手帳は、シドニーに来た一年目の時のもので、緊急連絡先は日本の父親になっていた。その連絡先をもう書くことは今後ない。

こういう瞬間、あぁもうお父さんはいないんだ~と実感する。

父がいなくなった時は悲しかったし、色々な後悔に近い気持ちもあって悔しかったし、やるせなかった。考え始めたらもちろん今でもそういう気持ちは変わらなくて、でも考えてもどうにもならないから、自分で違うことを考えたり前向きなことに考えをシフトしたり努力する。きっと、みんなこういう努力をしているんだと思う。なかなか抜けられない悲しみのスパイラルに陥らない工夫を。。。

考えないようにしていても世間がそれをおせっかいにも思い出させてくれる時期がある。それが父の日。父が居るときは、感じなかった、プレゼントをあげる人がいない寂しさ。デパートに行けば父の日のプレゼントがディスプレイしてあり、もちろんあたたかなイメージなんだけど、自分の環境が変わればそれは心に突き刺さる冷たいものにもなる、ということを自分がそうなってから知った。以前は”父に日のプレゼントなんにしようかな~♪”なんて当たり前にそういうことを考えたくない誰かの前で言って、傷つけていたかもしれないな、と思うとちょっと自分の無神経さに怖くなったりした。

もっと沢山、頻繁にプレゼントして喜ばせたり、時間を一緒に過ごしたり、もっともっとしたかったなと思うから、プレゼントをあげるおとうさまがいる人は、感謝と愛を込めて、父の日に伝えましょう~♪

私は日本の母にお手紙でも書いてみようかな~と思います。





No comments: